アートメイクの中でも人気の高い「リップアートメイク」ですが、いざ自分が施術を受けるとなると、疑問や不安に思うこともありますよね?
そこで今回は、実際に施術を受ける前に解消しておきたい【20の疑問】に、お答えしていきます。「リップアートメイクをやってみようかな..」という人は、必見です!!
【リップアートメイク】効果に関するQ&A

まず最初は、リップアートメイクの「効果」についての質問について紹介します。せっかく施術を受けるからには、気になる効果について、しっかりクリアにしましょう!
Q.リップアートメイクとは何ですか?
リップアートメイクとは、専用の針を使って唇の皮膚に小さな傷をつけながら色素を注入する美容施術のことをいいます。メイクをしていなくても、唇の血色が良い状態が維持されるので、若々しく魅力的な印象になります。
唇のくすみや口角の下がり具合が気になる、顔全体の印象がはっきりしていないなどの悩みがある人にオススメしたいアートメイクです。
Q.リップアートメイクのメリットは?
リップアートメイクをすることで、いくつものメリットを感じることができます。ここでは代表的な3つの嬉しいメリットを紹介します。
【①メイクの時短ができる】
リップアートメイクは、一度施術をすれば、約1〜3年ほど、きれいな色で整った唇の状態をキープできます。そのため、これまでリップメイクにかけていた時間や手間を短縮できるのです。
さらにリップアートメイクは、次のような効果が期待できるため、メイクよりもさらにきれいなリップを実現できます!
- リップのくすみのカモフラージュ
- 年齢でぼやけたリップラインを整える など
【②顔全体の血色が良く見える】
血色の良い唇を常に保てることで、健康的で若々しい印象を与えることができるでしょう。リップアートメイクをすることで、素顔でも常に顔全体の印象が明るくなります。
【③食事をしても落ちない】
食事をしたり、マスクをつけたりすることで、リップが落ちてしまうことはよくあります。一方水に濡れても落ちないリップアートメイクをすることで、その不安や化粧直しの手間が減ります。
Q.リップアートメイクは施術後何年くらい持ちますか?
リップアートメイクの色持ちは、平均して2〜3年ほどと言われています。またリップアートメイクは、施術直後の色の定着は悪いものの、眉やアイラインに比べて持続期間は少し長めです。
ただしアートメイクは真皮層の浅い部分に色素を入れるため、皮膚のターンオーバーによって少しずつ色素が排出されて薄くなっていきます。そのため持続期間は、次のような個人差のある影響により差が生じます。
- 代謝
- 肌質
- ライフスタイル
またアートメイクの場合、刺青のように半永久的に持続するわけではないので、流行りの色やデザインへの変更も可能です。ただし、簡単に消せるわけではないので、色やデザインなどについては、じっくり考えてから施術を受けるようにしましょう。
Q.リップアートメイクをすると、唇は理想通りに発色しますか?
アートメイクの発色には、肌や唇のもとからの色によって個人差が出ることがあります。
自然で理想的な発色を実現するためには、事前のカウンセリングが重要です。自分に合った色味と理想の色味をしっかりと伝えて、調整しておきましょう。
Q.リップアートメイクはどのくらいで効果が出ますか?
リップアートメイクの施術後、2週間ほどで自然な色に定着します。
その後、皮膚のターンオーバーの日数である28〜45日くらいでしっかりとした色に定着します。ただし定着までの日数には個人差があるので、経過をしっかり見ていきましょう。
【リップアートメイク】施術に関するQ&A

次に、リップアートメイクの「施術」についての質問にお答えします。施術回数や費用、人気の色についても解説します。
Q.リップアートメイクはどんな色が人気ですか?
2025年9月現在では、ナチュラルな血色感のある「コーラルピンク」や「ベージュ系ローズ」などが人気です。
共にナチュラルメイクにも、ビジネスシーンにも馴染む色で、どのような服装にも合います。
常に色がついていると考えると、ご自身の肌色に合った、季節やトレンドに左右されないような色を試してみると良いかもしれません。
Q.リップアートメイクで元の唇の形を変えることはできますか?
リップアートメイクをしても、元の唇の形を大きく変えることはできません。
なぜならリップアートメイクは、色素を皮膚の内部に入れ込むことで自然な発色をするという施術だから。リップと皮膚は異なる組織なので、同じ色を入れても発色が変わってしまいます。
そのためオーバーリップをして、唇を厚くしたり形を変えたりすると、違和感が出ることでしょう。だからこそ簡単に消すことができないアートメイクでは、形を変えるのはオススメできないのです。
ただし輪郭のぼやけを整える程度の変更は、可能です。気になる方は担当アーティストまで、お気軽にご相談ください。
Q.リップアートメイクの施術は何回で完成しますか?
通常は2〜3回の施術で色が定着し、理想の仕上がりになります。
色素の免疫反応によって、1回目の施術で30〜40%しないため、2回、3回と回数を重ねて仕上げていくイメージです。
色の定着の良し悪しは体質によるものが大きいですが、ダウンタイムの過ごし方も影響してくるため、施術者の指示に従ってダウンタイムのケアはしっかりしましょう。
Q.他院で入れたアートメイクの上から施術できますか?
他院で入れたアートメイクをご希望の場合、まずはアーティストに相談してみましょう。
前のリップアートメイクの残り方によっては、修正後の仕上がりに違和感が出ることもあるため、施術をした時期や色の定着具合を見て、修正が可能かどうか相談することをオススメします。
また場合によっては、次のような形で除去をしてからの施術の方がキレイに仕上がるケースもあります。
- 施術から1年以上経過している場合:レーザー除去
- 最近施したアートメイク:リムーバルという薬剤を使った除去
ただし、リムーバルもレーザーも導入していないアーティストもいるので注意が必要です。
Q.リップアートメイクは痛みがありますか?
皮膚に傷をつけて色素を注入していくので、痛みは伴います。
他のアートメイク箇所としてアイラインや眉などがありますが、唇は特に痛みを感じやすい場所です。皮膚が薄く粘膜に近いことで感覚が敏感になり、ヒリヒリ・チクチクするような痛みを感じる人が多いと言われています。
Q.リップアートメイクの費用はいくらくらいですか?
リップアートメイクの施術費用としては、平均すると、1回の施術で5万円ほど。
2回セットの施術で10万円ほどかかります。
【リップアートメイク】ダウンタイムに関するQ&A

続いては、リップアートメイクの「ダウンタイム」についての質問をまとめました。リップアートメイク後の様子や、アフターケアの方法についてもお伝えします。
Q.リップアートメイクのダウンタイム中はどんなケアが必要ですか?
アートメイクの施術を受ける上で、きちんと効果を発揮するために重要な「ダウンタイム」。リップアートメイクの場合にも、ダウンタイムの過ごし方は色の定着に影響してきます。
ダウンタイムの期間は1週間ほどあるので、下記のような点に注意して過ごしましょう。
【清潔に保つ】
施術直後は患部は傷がついている状態なので、傷口がふさがるまでは、メイクも控えてきれいな状態を保ちましょう。
【刺激を与えない】
唇への刺激は炎症を促す可能性があります。特に食べ物に関しては、注意が必要です。
熱い・冷たい・辛い・塩気が多い食べ物は控えましょう。
【カレーやワインなど着色するものは控える】
リップアートメイクは、色の定着までに約2週間程度かかります。特にダウンタイム期間は、カレーやワインなどの色素の強いものが口につくと、色素定着に影響する可能性があるため、注意が必要です。
【できる限りリップに触れない】
飲んだり食べたりする際も、ストローの使い、パンはちぎって食べるなど、できるだけリップに触れない食べ方を心掛けることが大切です。
【きちんと保湿してケアする】
施術後には、必ず処方された薬を使って唇のケアをしてください。保湿することで唇を乾燥から保護して、色落ちを防ぎます。
【紫外線対策】
紫外線は、変色や色あせの原因になります。日焼け対策もしっかりと行いましょう。
【副作用症状を感じたら、医師へ相談】
リップアートメイクの副作用として、下記のものが挙げられます。
- 腫れや赤み
- ひきつり
- 口唇ヘルペスの再発 など
ダウンタイム中にひどく症状がでたら、医師へ相談することをオススメします。
Q.リップアートメイク施術当日、唇や周辺は腫れますか?
リップアートメイクの施術後は腫れやすくなりますが、1〜3日で徐々に落ち着きます。
特に術後は、色素が濃く見えて赤く腫れたようになりますが、針を使った色素注入による自然な反応と言えるのでご安心ください。
また腫れてしまった場合は、余計な刺激を与えず、きちんとケアをして過ごしましょう。
Q.リップアートメイクの施術後、食事やメイクはできますか?
施術当日は、飲食やメイク共に制限があります。
ダウンタイム中は傷がついている状態なので、唇へのメイクは避けることが必要。食事に関しては、下記のものはなるべく控えましょう。
- 刺激の強い食事(熱いものや冷たいもの、ナマモノや色が濃い食べ物)
- 飲酒
【リップアートメイク】施術を受ける前に確認したいQ&A

最後に、リップアートメイクを受ける前に確認しておいた方が良いことについての質問にお答えします。施術後に後悔しないためにも、しっかりチェックしておきましょう。
Q.リップアートメイクをする際にアレルギーの心配はありますか?
医療用の針と色素によって、金属アレルギーを起こす場合があります。
不安な場合には、事前にパッチテストを受けると安心です。
また施術するクリニックやアーティストは、信頼できるところを選ぶようにしましょう。
Q.持病があっても施術は受けられますか?
持病がある方がアートメイクを受ける際には、事前に必ずかかりつけの医療機関に相談してください。またアートメイクを受けるクリニックの医師にもその旨を事前に伝え、診断の上で施術の可否を診察します。
特に、万が一アナフィラキシーショックが出た場合に、糖尿病や血液がサラサラになる薬を飲んでいる人はエピペンを打つことができません。
アートメイクの施術を受ける前にかかりつけ医へ相談する必要があります。アートメイクの施術を受けられない場合もあります。
またアトピーの方は、色の出方が異なるため、担当アーティストへ事前に相談しましょう。
Q.妊娠中や授乳中でも施術は受けられますか?
妊娠中や授乳中の施術は、医師によっては施術を受けることはできますが、下記のような理由から推奨はされません。妊娠中・妊活中は、基本的には施術を控えていただいた方が良いでしょう。
【妊娠中】
- 施術の際に使う麻酔が、胎児に悪影響を及ぼす可能性がある
- 女性ホルモンの影響で色素の定着が悪くなる場合がある
- 痛みを感じやすい可能性がある
- 施術後に感染症にかかった場合、使える薬に制限がある
- 施術中は長時間横になるので、お腹を圧迫してしまう
【授乳中】
- 妊娠中と同じく、施術後に感染症にかかった場合に使える薬に制限がある
- 麻酔薬を使用する場合、母乳に移行する可能性がある
- 施術後に断乳期間がある(48時間くらい)
Q.男性もリップアートメイクを受けられますか?
もちろん、男性もリップアートメイクを受けることができます。
特に下記のようなメリットがあるため、近年では男性でアートメイクを受ける人が増えています。
- 血色感アップで健康的な印象を与える
- 清潔感アップ
- 自信アップ など
Q.リップアートメイクでよくある失敗は?
リップアートメイクでよくある4つの失敗例をご紹介します。
【①希望したデザインに仕上がらない】
リップアートメイクをする際には、事前にアーティストとのカウンセリングをしっかりとすることが大切です。理想のリップについて、きちんと伝えましょう。
【②左右対称になっていない】
左右差に関しては、多少であればアートメイクで揃えることができます。
- 噛み癖や年齢によるリップラインのぼやけ
- リップの山の高さ など
あなたのお悩み、特徴を考慮しながら、アーティストと一緒にデザインを考えましょう。
また噛み癖でずれてしまっている場合は、顎にボトックスを打ち、ある程度まで整えてから施術を受けるのもオススメです。
【③色ムラがある】
「仕上がってみたら、色ムラが気になる…」
こんな失敗の声を耳にすることがあります。このような失敗を防ぐのは、アーティストの技術力。
過去の事例やカウンセリングの様子から、信頼できるアーティストを選ぶようにしましょう。特にアトピーの人は、実績や経験が豊富なアーティストに相談しましょう。
【④デザインの流行や好みが変わってしまった】
リップアートメイクで入れた色素は、2〜3年ほど持続するので、飽きのこない長く愛せる色を選ぶことが大切です。初めてリップアートメイクに挑戦する際には、ご自身と相性の良い、ナチュラルな色を選ぶと良いでしょう。
疑問を解消して、リップアートメイクで明るい素顔を手に入れよう

今回は、リップアートメイクを受ける前に知っておきたい20の疑問にお答えしました。
アートメイクの持続期間は1~3年と中長期的なため、疑問や不安があるままアートメイクをすると、後悔の元になってしまいます。
特に唇は、セクシーな印象を作る大事な部位であり、食べる、話すと言った生活と密接した大事な部位。だからこそ自分に合った理想の唇に近づくために、事前に疑問を解消することは大切ですよ。
とはいえ、当然ここにはない疑問、不安がある方もいらっしゃることでしょう。そんな方はぜひお気軽に、美容医療の教科書、LINE公式アカウントまでご質問ください!
不安を取り除いて、リップアートメイクで明るい素顔を手に入れましょう。